ちょうど一ヶ月前のこと、宮城県唐桑半島で半造星祭りに参加してきました。

熊谷もんさんのオーガナイズするこのお祭りは、とんでもなくうつくし~~松林と海が広がる唐桑半島、巨釜で開催されました。

Japanese Regae で楽しく、ゆったり、リラックス、しながら、環境のこと、六ヶ所のこともみんなで考えようという感じでした。

あいにくの雨でしたが「晴れれば最高、雨でも結構」とエンジョイ&エキサイティングな人たちの祭りだったのです。

アメリカ・ネイティブのテント、ティピを一つ占拠してstop-rokkasho カフェが開催され、私も参加してきました。

「いったい全体、再処理ってなによ?」「何が問題なわけ?」ととっても基本的で解りやすい話から始まりました。

ティピ

テントの中はいっぱいになり、外にも人がいっぱい。盛況にちょっとびっくり。そして話はどんどん深まっていったのでした。地元で漁業の仕事をしている若者も沢山参加してくれたのです。お話は夜中の3時ぐらいまで続きました。

「そんな、放射性物質を棄てたってちょっとだったら大丈夫違うの?」「何で再処理しなくちゃならないの?」「そもそもプルトニウム作ってどうするの?」

ここは「森は海の恋人」というキャッチフレーズで畠山さんという方が漁民による植林運動を始めたところとして知られています。だから、地元の若者たちも意識がとっても高いのです。

やはり、再処理工場から流れてくる放射性物質は心配だが、それを言うと、自分たちが獲っている海産物が売れなくなるのでは、というジレンマがここでも存在しています。

遠洋漁業がふるわなくなり、沿岸の漁業まで打撃をうけたら地域経済はどうなるのか?深刻な問題です。ここでも牡蠣の養殖が行われ、その品質は超一級。丹精をこめて牡蠣を作っている漁師の方の危機感はものすごいものがあります。

もんさんの友人でビートニクス時代から活動してるんだぜ、というおじいちゃんレゲエと若者レゲエの対話が行われ、19から70までの幅広い年齢層が熱く語り合ったのでした。


kama