ついに劇場公開が始まりました。初日はどきどきしながらポレポレへ出かけてみると、ほぼ満席。ほっとしました。初日から3日間休日が続いたので好調な出足となりました。特別鑑賞券を売って頂いた皆様、みにきてくださった皆様に感謝いたします。今日はこれから4日目の上映がスタートします。


昨日は朝鮮民主主義人民共和国の核実験が行われました。地下実験ということです。「大国のみが核を保有しているのはギャングの理屈」と北朝鮮の国連大使は演説したとか。日本は今年から六ヶ所村でプルトニウムを、それも非常に純度の高いものを3~4トンも生産することになっています。その大国の中に日本も入っているような気配がします。 核廃絶への道のりがまたしても遠くなったような気がする一方で、果たして核兵器を今、現実に使用することができるのか?という疑問があります。すでに世界は原爆の破壊力を知っている。一発でも使ってしまえば、世界の終わりです。それを日本が一兆円かけて構築しているミサイル迎撃システムで打ち落としても死の灰は地球規模の汚染を引き起こすでしょう。また、地下実験が大気圏実験よりも環境保護的であるという事はありません。広範囲の地下水汚染が懸念されます。それはすでに米の地下核実験で起きていることで実証済みです。いかなる形であろうと核を使うことは使う側もまた被害を被ることを知るべきです。それこそ米が隠し続けてきたことです。まずアメリカが核を廃棄してゆくプロセスに本気になって取り組むことが解決への最速の道のりだと思います。 核廃絶へリーダーシップを発揮すべき日本が使い道のはっきりしないプルトニウムを生産することの意味を考える必要があります。これは世界が本気で核廃絶に取り組むきっかけとすべき事件ではないでしょうか?


kama