「六ヶ所村ラプソディー」公開記念オールナイト開催決定!
1月27日(土)23:00開場/23:10開映

「六ヶ所村ラプソディー」(鎌仲ひとみ 2006年119分)
「原発切抜帖」(土本典昭 1982年45分)
http://www2.ocn.ne.jp/~tutimoto/newpage19.html#%1B$B#h%1B
「海盗りー下北半島・浜関根」(土本典昭 1984年103分)
http://www2.ocn.ne.jp/~tutimoto/newpage24.html
「ナージャの村」(本橋成一 1997年118分)
http://www.ne.jp/asahi/polepole/times/sosna/naja/index.html

当日料金 1800円
六ヶ所村ラプソディーの前売りはご利用できません。
ポレポレ回数券ご利用の場合は、差額分をお支払下さい。

劇場・問い合わせ先
ポレポレ東中野 03-3371-0088
http://www.mmjp.or.jp/pole2/
JR総武線東中野駅西口改札北側出口から徒歩1分
地図 http://www.mmjp.or.jp/pole2/map.htm



作品解説

『六ヶ所村ラプソディー』 鎌仲ひとみ 2006年
2004年、六ヶ所村に原発で使った燃料からプルトニウムを取り出す再処理工場が完成した。この工場の風下には豊かな農業地帯が広がっている。菊 川さんは12年前からチューリップ祭りを開催し、再処理計画に反対し、くらしに根ざした運動を実践している。隣接した村々で農業を営む人々、特に有機や無 農薬で安心、安全な作物を作ってきた農家もまたこの計画を止めたいと活動している。一方、六ヶ所村の漁村、泊では職を失った漁師の雇用問題が深刻だ。村は すでに再処理を受け入れ、経済的にも雇用の面でも必要だという考えが行き渡っている。2005年、イギリスの再処理工場で事故が起きた。取材で見えてきた のは事故の影響よりも、44年間日常的に放出されてきた放射性物質の行方だった。圧倒的な力と経済力に、普通の人々はどうやって立ち向かっていけばいいの だろうか。その取り組みを、人々の営みをそしてそれぞれの選択を見つめてゆく。
http://rokkasho-rhapsody.com

『海盗り-下北半島・浜関根-』 土本典昭 1982年
映画は科学技術庁、原子力船事業団、青森県、県漁連、むつ市の「海盗リ」の手口を克明に描く。まずは補償金のつりあげ。次に漁民の分裂を利用した 切り崩し工作が展開される。1回めの漁業権売渡しの臨時総会は流会となったが、2回めの臨時総会では4票差で反対派は敗北し、工事は着工へ動く。その過程 は浜関根や津軽海峡に面する漁村の暮らしや漁民への聞きとりを交えて語られる。
http://www.cine.co.jp/php/detail.php?siglo_info_seq=27

『原発切抜帖』
土本典昭 1984年
日々配られる新聞、
その情報から見えてくる原発大国・日本の姿
http://www.cine.co.jp/php/detail.php?siglo_info_seq=24
1980年代の初めからヨーロッパに再燃した反核運動は1982年に日本に及び、急ピッチに反対署名運動などが広がった。しかし、それは核兵器を対象とするもので、原発批判とは結びついていなかった。
 この作品はそうした状況に一石を投じつつ、原爆被爆体験国から原子力大国へかけ進む日本の戦後史を、新聞記事の早めくりで一息に見直す意図を もって映像化された。主役は手持ちのスクラップ(切抜)と古い新聞資料。「絵にならない」文字言語、新聞のメディアを下図につくりあげた世界にもまれな実 験映画の試みでもある。

『ナージャの村』本橋成一 1997年
ベラルーシ共和国ゴメリ州ドゥヂチ村。
 チェルノブイリ原発事故で汚染された小さな村。
 皮肉にも、放射能に汚染された村は、原子力の恩恵を受けない生活を続ける村だ。
 政府からの立ち退き要請で、村は地図から消えてしまった。
 村の3ケ所の入口はゲートで遮断され、 外部の人間は許可証がないと入れない。
 それでも故郷を離れず、汚染された村に残る6家族がいる。
 ユートピアのように美しい村。四季が移ろう。
http://www.ne.jp/asahi/polepole/times/sosna/naja/index.html

『六ヶ所村ラプソディー』以外はビデオ・DVDも販売されています。URLを参照ください。