『六ヶ所村ラプソディー』~オフィシャルブログ-地図


市民メディアのOurPlanet-TVが世界各地のイスラエルに対する抗議行動のYouTube動画をまとめました。立ち上がる世界の人々。必見です!

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地図上の赤い炎。
抗議運動が起きている地域を示しています。見たい場所の赤い炎をクリックしてください。ビデオプレイヤーが立ち上がり、その地域の抗議運動を見ることが出来ます。

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 ContAct「2009年は怒りと嘆きではじまった」 
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わずか3週間で1300人もの人々が亡くなった、イスラエル軍によるガザ攻撃。世界中で広がる抗議運動を、視覚的に感じたいと今回初めてビデオマップ作りを行いました。
サイトの地図上に広がる赤い炎は、イスラエルに対する抗議運動が起きている地域を示しています。現在、YouTubeにアップされた抗議ビデオは数千。今回のContActは「ガザ攻撃反対の声」を集めたビデオ世界地図をご覧ください。

■配信日 2009年1月21日
■視聴URL http://www.ourplanet-tv.org/

*今回の企画はgoogleのページにリンクするので、インターネット環境によっては、全体の情報が表示されるまでに数分間を要します。全ての情報が表示されると、選択(クリック)した映像をすべて見ることができますので、お楽しみください。


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1月16日
【「見て見ぬふりできぬ」 日本人医師、ガザ入り】朝日新聞
http://www.asahi.com/national/update/0115/TKY200901150299.html

日本人医師桑山紀彦さんがガザに入り、医療活動をされ停戦をむかえた様子などが伝わってきます。「地球のステージ」ブログ
http://blog.e-stageone.org/

今回の一連の報道の中で、パレスチナの人々は
なにを食べ、どんな衣服を身にまとい、どんな仕事や暮らしや風景が
そこに在るのだろう、なにをおもい、生きてきたのだろう、とおもいました。もっと知りたい!そうおもったときにすすめられた本を紹介します。

●「詩人会議 2月号」
http://www.ne.jp/asahi/hiroba/shijin-kaigi/
この冊子の中に、今回海外詩の特集が組まれていて、パレスチナ人作家の詩が掲載されています。

●「アラブ、祈りとしての文学」
http://www.msz.co.jp/book/detail/07423.html
現代アラブ文学の研究者である京都大学の岡真理さんが昨年12月に発行された本です。
『六ヶ所村ラプソディー』~オフィシャルブログ-みすず書房

以下「アラブ、祈りとしての文学」より、抜粋

●イメージ、それでもなお
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世界から忘れ去られ、苦難に喘ぐ人々がもっとも必要としているもの、言い換えるならば、世界に自らの存在を書き込み、苦難から開放されるために致命的に必要とされるもの、それは、「イメージ」である。
他者に対する私たちの人間的共感は、他者への想像力によって可能になるが、その私たちの想像力を可能にするのが「イメージ」であるからだ。逆に言えば、「イメージ」が決定的に存在しないということは、想像を働かせるよすがもないということだ。
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さらに私たちは、二千年前まで、ユダヤ人がパレスチナの地を故郷としていたというイメージを持っているが、パレスチナ人がパレスチナを故郷としていかに生きていたかについては、ほとんどイメージを持っていないのである。
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●祈りとしての小説
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極言すれば、今すでに起きていることがらに対して祈りそれ自体が無力であるように、小説は無力である。小説は、出来事のあと、つねに遅れてやって来ざるをえない無能なものたちだからだ。
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では、祈ることが無力であるなら、祈ることは無意味なのか、私たちは祈ることをやめてよいのか。しかし、いま、まさに死んでゆく者たちに対して、その手を握ることさえ叶わないとき、あるいは、すでに死者となった者たち、そのとりかえしのつかなさに対して、私たちになお、できることがあるとすれば、それは、祈ることではないのだろうか。だとすれば、小説とはまさに祈りなのだ、死者のための。人が死んでなお、その死者のために祈ることに「救い」の意味があるのだとしたら、小説が書かれ、読まれることの意味もまた、そのようなものではないのか。
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●非在の贖い
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ジャーナリズムと小説とは、どちらも同じように「出来事」を伝えるものでありながら、 そして、どちらも、このようなことは決して人間の身に起きてはならないのだ、人間は決してこのように死んではならないのだという思いを伝えるものでありながら、 両者の本質的な違いとは、「今、ここ」で起きている出来事を伝えるジャーナリズムがそれゆえ、自らが伝える現実それ自体に対して、世界が今、介入する可能性に開かれているのに対し、「かつて、そこで」起きた出来事を伝える小説は、作品が伝える出来事を、そうでないものに変える可能性をあらかじめ閉ざされていることにある。
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●あとがき
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小説それ自体は現実を変えはしない。
しかし、小説を読むことは私たちのなかの何かを、たしかに根源的に変える。コンスタンティーヌにしろガザにせよ、行ったこともないそれらの土地が、小説を読むことで変貌を遂げる。私のなかで大切な、かけがえのない存在になる。変貌するのは土地だけではない。土地とともに、その土地に住む人々、会ったこともなければ言葉を交わしたこともないそれらの人々が、あたかも旧知の間柄のように、私たちの親しい友人になる。小説を読んだ私たちは想像することができる。
彼、そして彼女が私たちの友人であり兄弟であり姉妹として傍らにあるような未来を。小説を読むことで世界と私の関係性が変わるのだ。それはもしかしたら、この世界のありよう自体が変わるための、
ささやかな、しかし、大切な一歩かもしれない。
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各地でさまざまな集会が開かれていますが
PEACE BOATに乗った時にパレスチナを訪れた20代のワカモノが企画したイベントを紹介します。

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『Link to Peace Vol.1 ~パレスチナを伝えたい~』

日時:2009年1月31日(土)
場所:八王子クリエイトホール
資料代:1000円

写真展&イベント

写真展  13時~18時 八王子クリエイトホール5階
イベント 18時45分~ 八王子クリエイトホール 大ホール

☆写真展☆
村田信一写真展とトーク。
(14:00~/17:00~ トーク予定)
村田さんHP↓
http://web.mac.com/shmurat/e%CC%81clipser/Home.html

☆イベント☆
講演『パレスチナ問題』は『中東問題』なのか
講師 高橋和夫(放送大学教授)

☆パネルディスカッション ☆
『わたしにとってのパレスチナ』
パネラー 佐藤レオ
(『ビリン・闘いの村-パレスチナの非暴力抵抗』監督)
(映画HP→http://hamsafilms.com/bilin/
      西山恵美子(会社員・イラクキッズの会代表)

コーディネーター 伊東きくえ(Link to Peace代表)

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