『六ヶ所村ラプソディー』~オフィシャルブログ-へばの

明日、2月2日、上映後東中野ポレポレで「へばの」の監督、木村文洋さんとトークをします。「へばの」は青森県六ヶ所村を舞台にした劇映画です。
http://teamjudas.lomo.jp/
映画への推薦の言葉を書きました。

厳しい風土が北国の人間を豊かに育てるとしたら、
環境の危機は私たちの魂をどのように鍛えてくれるのだろう?
どこにも行けない、行かない、私たちはここしか生きる場所がないのだから。

折しも再処理工場では高レベル核廃液が漏れて、漏れたのは20リットルと発表されましたが、なんと実は全体で150リットルも漏れていて回収されたのはそのうち17リットル、それ以外が行方不明だというのです。どうも建家の中で蒸発してしまったようです。排気筒から排気されたようですが、どれだけ環境に出たかまだ解りません。フィルターでどれだけ防げたのか不明です。放射能の量はセシウムのみでも2400兆ベクレルとなり広島原爆が放出した量の21倍に相当します。なにせ見ることも近寄ることもできないので遠隔操作で処理しているようです・・。これはS.F.ではなく現実です。映画は好評で、初日は満員で入れない人もいたようです。ぜひ若い監督の描く六ヶ所の世界を観に来て下さい。


kama