金沢にシネモンドという素敵な映画館があります。コミュニティシネマの先駆的な場所です。ここで是枝裕和監督の「大丈夫であるように cocco終わらない旅」の劇場公開があります。なんと、7日には監督が来てトークします。実を言うとこのトークのお相手を劇場にお声をかけていただいておりましたが、6ラプサミットの予定が入っていたので行けません。coccoが青森の少女から手紙をもらって六ヶ所を訪ねるシーンがあります。「知らなくて、ごめんなさい・・教えてくれてありがとう」
ほんとに今観ておきたい映画の一本です。ちょっと感想を書いてみました。

映画はcoccoという人間がまっすぐに心の真芯に届く
作品になっています。
ああ~~なんと繊細で傷つきやすくて、良く泣く女の子
なんだろう。もう成人した女性なんだけど彼女の魂は
透明な子供のままなんだもの。
それでも、生きること、他者の命の責任や痛みまで引き受けようと
いう姿勢やまなざし、そこから産み出される歌が心に沁み込んできます。
彼女が歌っているとき、彼女の身体は歌そのものになっている。
彼女が泣いているとき、その涙はこちらのほほもぬらす。
coccoという存在と同時代を生きている、そんな痛い幸せを
この映画は感じさせてくれました。

金沢に行ける人はぜひ、このチャンスを逃さないで下さいね。
チケットはまだまだ余っているそうです・・な、なんと・・


kaam
『六ヶ所村ラプソディー』~オフィシャルブログ-cocco